長年大切に取り扱ってきたHOゲージ。ライフスタイルの変遷とともに楽しめる時間がなくなり、手放すことを検討し始めている方もいるでしょう。

鉄道模型を手放す手段として、フリマアプリへの出品、友人・趣味仲間への譲渡、廃棄処分などがあります。なかでも業者への買取依頼は金銭が期待できるうえ、大切にしてきた模型を長く使ってもらえるため、有効な手段です。

とはいえ「模型の買取の経験がないので不安」「高額買取でなければ譲りたくない」といった疑問や不安も多いでしょう。

今回はHOゲージの買取のポイントや高額買取を期待できるHOゲージメーカーを紹介します。大切な鉄道模型を最善の形で手放したい方は、ぜひ参考にしてください。

HOゲージとは

HOゲージとは、鉄道模型の国際規格のひとつです。車両内部まで精緻な表現がされており、鑑賞に向いている模型です。模型の大きさは実物の80分の1で、国内でもポピュラーな規格「Nゲージ」よりもワンサイズ大きくなっています。大きさがある分、細かなパーツの表現や迫力などはHOゲージに分があります。

大きさが25〜30cm程度あるため走らせても迫力満点です。走行音などもリアリティがありNゲージでは味わえないような魅力があります。

ただし、線路幅や長さが大きくなるため設置にスペースを要します。広い場所に置いて楽しむのがよいでしょう。また、HOゲージは海外では主流の規格ですが日本ではNゲージほど馴染みがありません。そのため取扱商品がやや少なく入手が難しい場合があります。

HOゲージの代表的メーカー

HOゲージを代表するメーカーをいくつかご紹介します。

  • TOMIX
  • カツミ
  • エンドウ
  • 天賞堂
  • TOMIX

TOMIX

TOMIXはタカラトミーの子会社が運営しているNゲージの代表的なメーカーです。タカラトミーで販売する有名玩具「プラレール」が大人向けにシフトしたような面白みがあります。

JR・国鉄・私鉄と模型のラインナップは豊富で、お気に入りを見つけやすいです。車両以外の模型も豊富で、特に建物の模型はビル群・商店街・コンビニと豊富で、鉄道だけでなく街全体を模型で再現できます。複雑なレイアウトにも対応できるパーツが多く、より凝ったジオラマが楽しめるでしょう。

TOMIXは鉄道模型メーカーの最大手ともいえるため、各社が買取に力を入れています。模型の状態によっては高めの値段で買取ってもらえるかもしれません。

TOMIXの鉄道模型の特徴についてはこちら

カツミ(KTM)

カツミは2021年に創業75周年を迎えた老舗メーカーです。堅牢でリアリティある模型が特徴で、博物館や科学館などのジオラマ設置に協力している実績もあります。JR・国鉄・私鉄とラインナップも豊富で、さまざまな路線からお気に入りを選べます。

カツミはHOゲージをメインに販売しているメーカーです。中古のHOゲージは新品同様に需要があるため、高値で買取してくれる可能性が高いです。

カツミの鉄道模型の特徴についてはこちら

エンドウ

エンドウは、真鍮を使用した高級モデルを販売しているメーカーです。真鍮は金属製のため高級感があり、プラスチック製の模型では出せない艶やかさや美しさがあります。加えてつくりも精巧であり、迫力のあるHOゲージとの相性も抜群です。

真鍮製のものはプラスチック製の模型よりも価格が高いため、高値での査定を期待できます。比較的長く使える模型であり、保管状況がよければ相応の査定が付くでしょう。

エンドウの鉄道模型の特徴についてはこちら

天賞堂

天賞堂は真鍮製の商品を多く取り扱っているメーカーです。鉄道模型のほかに時計やジュエリーなども製造・販売しており、精緻なものづくりのノウハウが鉄道模型にも活かされています。鉄道以外の模型の取り扱いはなく、より鑑賞用に向いているメーカーといえます。

エンドウ同様真鍮製の製品が多く緻密なつくりになっているため、高値で買取してくれるケースもあるでしょう。

HOゲージ買取の際のポイント は車両の事前チェックの徹底です

HOゲージを高値で売るには、日頃からの手入れが重要です。以下の項目について、再度チェックしてみましょう。

  • 車両に使用感はあるか
  • 車両に汚れ・傷はないか
  • 走行に問題はないか
  • 各パーツに破損・不備はないか
  • 付属品に不備はないか

HOゲージはNゲージからの発展で手に取る人が多いです。しかし、慣れ親しんだNゲージとは勝手が違うために、数回使って箱に戻してしまうといった方もいます。こうしたほぼ未使用のモデルは汚れ・傷・摩耗が少なく、かなり高値での査定を期待できます。

一方で、HOゲージは精巧なつくりが特徴のため、パーツの汚れや破損は目立ちやすいです。とくにパンタグラフやタイヤ面などはつくりの都合上破損が多いため、これらのパーツを傷つけないことが大切です。

HOゲージは、Nゲージより車両サイズが大きく海外では非常に人気があります。海外市場向けの買取に出せれば、より高値での査定を期待できるでしょう。

高額買取を実現してぜひ納得いく手放し方を

ここまで、HOゲージ買取のポイントや高く売れるおすすめのHOゲージメーカーを紹介しました。

大切なHOゲージを満足いく価格で買取してもらうには、業者選びや手放すタイミングが重要です。業者ごとの対応や査定基準なども比較しながら、自身が納得して手放せると感じた業者と取引を進めるようにしましょう。

HOゲージの買取では附属品のチェックを忘れずに

HOゲージは鉄道模型の国際規格であり、ダイナミックなサイズ感が魅力です。附属品とセットで査定に出せば高額での査定を期待できます。

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